RAB☆Kブログ

“平和ぼけ”が日独で逆転


ドイツの最強戦車レオパルト2をウクライナに供与するかどうか。いま、ドイツ世論が割れている。投与すれば、この春以降、ウクライナ軍が反転攻勢にでて戦況が好転する、とNATO各国では期待されている。

だが、ドイツでは若い世代ほど供与に反対している。米ソ冷戦期、ドイツは東西に分断され西ドイツ国民に“平和ぼけ”する余地はなかった。だが、ソ連は崩壊しドイツが再統一されると、「もう戦争は起きない」という風潮がたかまった。10年ほど前には徴兵制も事実上、なくなった。

ドイツでは、若い世代を中心に“平和ぼけ”ムードが広がった。

一方、日本では、昭和世代が“平和ぼけ”を謳歌してきた。「憲法9条があるから戦争はない」という根拠のない空想的楽観が一般化していた。だが、近年、先入観をもたず、国際情勢を冷静にみる若い世代を中心に、安全保障についての危機感が高まってきた。

「習近平も金正恩もプーチンも、ヤバい」。防衛力の増大や反撃能力の保有を支持する声は、若いほど大きい。

日本では、若い世代を中心に“平和ぼけ”ムードが過去のものとなった。


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