RAB☆Kブログ

本丸を攻めないように仕向けた


若いふたりが親に結婚を猛反対されたとき、どうするか。有効な手は、入籍し子どもを作って既成事実化することだろう。

岸田首相が今回やったのは、それに似ている。防衛費をGDPの2%にし反撃能力も持つことを、欧米首脳に説明して回り了解をえた。婚姻届けの保証人欄に欧米首脳が判子をついてくれたようなものだ。

朝日新聞、共同通信は、「国民への説明は後回しか」と噛みついている。首相は、それを承知で物事の順番を変えたのだろう。

世論調査では、国民の7割近くが防衛力の増強を支持している。首相は、それを背景に、左派の野党やメディアに〝批判する余地〟をのこしておいたようだ。

増強そのものへの反対論を唱える非現実路線勢力に、あえてスキを作って、本丸を攻めないように仕向けた。したたかだ。

朝日新聞は、今朝の朝刊にこんな記事を載せている。本音はくやしいだろう。

〈安倍氏ほどに国際舞台で活躍できる首相はもう出てこないだろうと多くの人が思っていたが、(岸田首相は)良い仕事をしている〉(米外交問題評議会・上級研究員シーラ・スミス氏)


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