RAB☆Kブログ

「水戸黄門」は世界に通ず


あの展開、どっかでみたことあるなぁ。W杯日独戦での興奮が冷めても、なにか引っかかっていた。そうだ、あれは「水戸黄門」のプロットだったのだ。

前半、ドイツの猛攻でチンチンにされた。日本のボール保持率はわずか18%だった、とあとで知った。そんな圧倒的な劣勢など、日本代表戦で記憶にない。

ABEMAで実況解説デビューした本田圭佑さんは、くり返し口にしていた。「耐えるしかないですねぇ」

何とかPKの1点だけに抑えてハーフタイムに入った。そこで黄門様の森保一監督が勝負手を敢然と指示したのだろう。

後半、攻撃的な選手を次々と投入した。のちに、「4-2-3-1から5-5に陣形を変えた」と解説する人もいた。そんな超超攻撃的な布陣は聞いたことがない。ピッチの形勢が少しずつ変わり、スタンドの空気も変わってくる。

投入された助さんこと堂安律が、反撃の1発を決めた。そして、格さんこと浅野拓磨が、一世一代の完璧なトラップから、ゴール右上隅に強烈な勝ち越し弾をたたき込んだ。葵の印籠を出したのだ。

スタンドのボルテージは最高潮となった。優勝候補のドイツが、まるで悪代官の役回りにされてしまった。長いアディショナルタイムのあと、やっと主審が笛を吹いた。

ドイツをのぞく世界中のサッカーファンが、「水戸黄門」劇に酔いしれたのだった。


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