RAB☆Kブログ

タブーにふれなきゃ、伝わらない


わが陸上自衛隊が南スーダンから撤収して、5月25日で丸1年だそうだ。朝日新聞は、その節目に、陸上幕僚長として部隊を派遣した岩田清文氏にインタヴューしている。

その結論はこうだ。「国際社会のニーズと日本の憲法・PKOに関連する法律の枠組みとのギャップは限界に来ている」

憲法9条2項では、戦力は持たないことになっているし、交戦権も認めていない。そのため、PKOには参加5原則なる法的縛りがかけられている。しかし、紛争地へ部隊を送り出せば、そんな日本国内での議論など吹き飛んでしまう。

それでも、国際社会と歩調を合わせなければならない国際情勢のなかで、PKO派遣が行われてきた。有り体に言えば、「自衛隊も場合によっては紛争地で血を流さなければ」国際社会からはじかれてしまう。

岩田氏の言う「ギャップ」を埋めるには、どう考えてもまず9条を変えるしかない。しかし、朝日としては、そのことは口が裂けても主張できず、タブーとなっている。護憲論に自縄自縛されているからだ。

だから、せっかくのインタヴュー記事でも、「国民全体で徹底的に議論し、考える機会として欲しい」という隔靴掻痒(かっかそうよう)のコメントで締めるしかない。

朝日は、4月にも「日米安保はいま」というタイトルの連載をしていた。すべての回で、決して書かれなかったが、じつは結論として書くべきだったのが、「9条を変えるべきだ」というひと言だった。

この朝日にとってのタブーを克服しないかぎり、どんなにいい記事を書いても、読者には何のことか伝わらない。


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