さらば、Bちゃん
出雲フォト日記Ⅱ | 2022年5月17日
愛車Bちゃんが、さきほど、某自動車整備工場の人にもらわれていった。ドイツにいた1995年に新車で買い、日本に帰国するときには、ドイツ土産として持ち帰った。いわゆる個人の並行輸入車だ。
ドイツ名物アウトバーンでは、200km/hで飛ばしたりした。160km/hを超えたあたりからタイヤが「八」の字になり、車体の重心が少し下がって走行安定性が増す。超高速の長距離運転に耐えるように作られている。アクセルを踏んだときの力強さ、完璧なブレーキ、柔らかなサスペンションが特に気に入っていた。
ドイツでは地方へ出張した際など、他の名車にも乗る機会があった。やや男性的なBちゃんと比べ、BMWはやや女性的で、アウディはその中間といった感じだった。
日本へ帰国してまもなく、K余さんがハンドルをにぎり、家族で東北自動車道をドライブ旅行したことがあった。彼女は、つい168km/hを出した。「ここは日本だぞ!」。覆面パトカーに捕まれば、一発レッドカードとなるところだった。
日本で一番い長距離を走ったのは、東京近郊から出雲へUターンした9年前だ。半道中の三重県桑名市で1泊して走りつづけた。後部座席ではケージに入れた愛兎RANAを運んだ。
いまふり返れば、昨春、能登半島へ約9時間かけて出張したのが、最後の花道だった。先日のお別れドライブは、奥出雲おろちループへ行った。
整備工場では、あちこち修理し代車として使うことを考えているようだ。いい買い値がつくとは思わなかった。ある友人は「腐っても鯛だね」と言った。言葉はあまり良くないが、同感だ。
道路ですれちがうかもしれない。
Bちゃん、27年間ありがとう(~_~;)(^o^)。