RAB☆Kブログ

人間の肩書きと牡蠣の殻


日曜日の正午すぎ、お昼を食べているところにスマホが鳴った。ぼくの講演会によく来てくれている人からだ。
 
「天然の岩牡蠣を知り合いからもらったんですけど、食べます?」
 
もちろん! 断る理由はまったっくない。これも役得の一種か。ただ、一瞬、明日のスケジュールはどうなっていたかな、と思った。貝毒に1%の確率で当たることがあるという。万一当たっても大切な日程がないなら、生で思い切って食べられる。
 
某施設の駐車場で待ち合わせて、ポリ袋にどっさり入った岩牡蠣を受け取った。出がけにK余さんが「これ渡して」と大きめの美味しいチョコパンを2個袋に入れてくれた。それを渡して物々交換だ。
 
夕方、牡蠣を数えると大中小17個もあった。美味のこぶ鯛やアオリイカなど近所の釣り名人から釣果の一部をもらうことはあるが、天然の生牡蠣は初めてだ。
 
パリで買ったオイスターナイフを駆使して、大型の牡蠣をこじ開ける。中小のは焼き牡蠣にする。IH調理器にある魚焼きでぷくっとうまく焼けた。
 
牡蠣の殻を開けながら、いつも思うことがある。殻の立派さと中身の質や大きさとは正比例しない。型はよくても身がさっぱりなのもよくある。人間の肩書きと牡蠣の殻は似ている。
 
でもそんなこととは関係なく、K余さんとふたりで海の香りが強い牡蠣をすっかり堪能した。息子は牡蠣にトラウマがあるそうで、手を出さない。翌朝になっても、ぼくらの体にはなんの異状もなかった。貝毒はなかった。この調子で新型コロナウイルスもはじき飛ばそう!

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