RAB☆Kブログ

ある印象操作


エリザベス女王の肖像をバーナーで焼き、燃え残りを足で踏みつける――イギリスでそんな映像作品が展示され、その展示企画に政府が7800万円相当の補助金を出したら、国民はどう反応するだろうか?
 
それは仮定の話だが、日本では実際に、英女王ではなく「昭和天皇の肖像をバーナーで焼き、燃え残りを足で踏みつける」映像作品や、昭和天皇を髑髏(どくろ)が睨んでいる作品、正装した昭和天皇の顏の部分を白く剥落させうしろに赤で大きく✕を描いた銅版画などが展示された。
 
「あいちトリエンナーレ」の一部「表現の不自由展」でのことだ。慰安婦像をイメージした少女像も展示されていた。脅迫や抗議が殺到し、同展はすぐに中止された。文化庁は9月26日、補助金の支払いを全額やめることを決めた。
 
萩生田光一・文部科学大臣はこう説明した。「残念ながら文化庁に申請があった内容通りの展示会が実現できていない。また継続できていない部分があるので、これをもって補助金適正化法等を根拠に交付を見送った」
 
政府は、展示内容に問題があると指摘すれば「表現の自由」との関係上まずいので、手続きの不備を表向きの理由としたとみられる。
 
朝日新聞は、補助金取りやめを受け、それを批判する大キャンペーンを紙面4ページにわたって展開した。その際、一般記事や社説では「昭和天皇を含む肖像群が燃える映像作品」という表現を使った。
 
異様な大キャンペーンもさることながら、展示を自分で確かめた作家の門田隆将氏は、朝日の表現と「昭和天皇の肖像をバーナーで焼き、燃え残りを足で踏みつける」という実際の“作品”とのあいだには落差があるとし、朝日を「印象操作だ」として雑誌で強く批判している。
 
補助金支払い中止の件は裁判に持ち込まれそうだが、日本国民が実際にどんな展示が行われていたかを具体的に知れば、政府の判断をどう評価するだろう。
 
個人的には、展示主催者側にもそれを全面支援する朝日にも、アブノーマルなものを感じ、政府の判断は当然だと思う。万一、イギリスでこんな出来事があったとしても、おなじ判断ではないか。

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