RAB☆Kブログ

銀河鉄道の夜って・・・


 
いま日テレで、『偽装不倫』という連続ドラマが放送されている。杏さん演じるアラサーの女性が、本当は未婚なのに既婚だと嘘をついたことがきっかけで、年下の独身男との恋が生まれる。
 
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』がその恋に関わってくる。ふとぼくは、何で賢治があんな作品を書いたのか不思議に思った。先日、和歌についての鹿角崇彦さんの文章を読んで、なるほど、そういうことだったのかとやっとわかった。
 
宮沢賢治は18歳のとき、神経性の病気で入院し、病床で不思議な短歌を大量に作っていたそうだ。
 
〈なつかしき 地球はいずこ いまははや ふせど仰げどありかもわからず〉
 
情景をイメージすれば、体外離脱としか思えない。宇宙に飛んだ賢治の魂が、ふるさとの地球を探しあぐねている。
 
〈そらに居て みどりのほのほかなしむと 地球のひとのしるやしらずや〉
 
「緑の炎」とは、賢治自身の魂のことか、それとも地球か。
 
ぼくは先ごろ、39.2度の高熱で生まれて初めて幻覚をくり返しみた。これが「夢か現か幻か」という境地なのか。胸からは喘鳴のようなものが聞こえる。これはふつうの風邪なんかじゃない。クリニックへ行きレントゲンを撮ってもらうと、肺は真っ白だった。肺炎だ。10種類以上の抗生物質を一度に大量にあおり、点滴も連日つづけて1か月でやっと完治した。
 
賢治の短歌も病床の不思議経験から生まれ、やがて『銀河鉄道の夜』となったのだろうか。
 
『偽装不倫』の彼女(カムパネルラ?)は「じつは独身です」と告白した。宮沢氷魚さん演じる彼氏(ジョバンニ?)は、脳腫瘍が悪化し手術を決断するが病気のことは伏せている。さて、ふたりの恋はいかに・・・。

コメントする


次のタグを使うことができます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>