RAB☆Kブログ

生まれるのが早すぎたか


「第一に数学、第二に数学、そして第三に数学!」――こんな斬新な文章のある政府報告書が、先月、まとめられたという。経済産業省の『数理資本主義の時代~数学パワーが世界を変える』だ。

読売新聞の4月12日朝刊に載っていた。筆者は、ぼくの1年後輩に当たる女性の科学記者だ。ぼくが新婚時代に住んでいたマンションの住人でもあり、「同じ屋根の下で暮らしてるよねぇ」とかジョークを言って、夫婦二組で食事に行ったりした。彼女とご主人は、ともに抜群の理数系頭脳の持ち主だ。

報告書にはこんなくだりがあるそうだ。「あらゆる場面でデジタル化が進む。社会が数学によって形作られつつある」「数学が国富の源泉」。「経産省が数学の重要性に気づくのは遅かった」という反省の弁まであるという。

そしていま、〈産官挙げた数学ブームのようになっている〉と。1990年代のIT革命に乗り遅れたという苦い経験が背景にあるのだそうだ。

ぼくは中学で数学を習いはじめたとき、こんなに楽で点数が取れる教科があるんだな、と調子に乗ってしまった。英語でも社会科などでもある程度、勉強時間を割かないといい成績は取れない。その点、数学は勉強時間の長短なんて関係ないから、勉強ぎらいのぼくにはうってつけだった。

テストに臨んで公式を忘れていても、それを導き出す論理さえ知っていれば、まず公式を自分で作ってから解答すればいい。数学の得意な人なら誰でもやっていることだろう。でも、ぼくの成績がいつも良かったかと言えば、そうじゃない。

情けないことに、数学は得意でも算数が大の苦手だったからだ。スラスラ解答できても、単純な計算ミスで失点していた。だからいまでも、確定申告の季節には憂鬱になる。あれは数学のセンスなど必要なく、電卓で足し算、引き算をやればいい。その計算が何度やっても合わないから、ほんとに情けない。

さて、AIやビッグデータを使う「第4次産業革命」が進むなか、日本の政府や産業界は巻き返しを目指し、数理に強い人材を求めているという。政府の有識者会議は、毎年25万人を育てる目標を掲げたそうだ。

ぼくも50年くらい生まれるのが遅かったら、やくざなジャーナリストなんかに身をやつさなくても、真っ当な職業に就いていたかもしれないなぁ😂。


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