RAB☆Kブログ

そうだ 欲求型、 行こう。


ぼくが新聞記者になって5年目に、文藝春秋から芥川賞全集が順次発売された。第1回から第100回目までの受賞作が収録され全14巻だった。それを14か月定期購読して全作品を読んだ。

当時その話を姉にすると、こう聞かれた。「新聞記者は、そういうのを読まないといけないの?」。ぼくは、その質問にちょっとショックを受けた。小説を義務感で読んだことは一度もなく、面白いから読む。少しは人生のたしになるかもしれないと目的意識はあったが、読まなければいけないという発想はなかった。

姉は子どものころから優等生で、教育大を出て教員になった。基本的な生き方のパターンとして、これをしなきゃ、あれもしなきゃと、常に消化不良を起こし、それを気に病んでいた。

先日、脳科学・心理学の本を読んでいたら、ものの考え方として義務型と欲求型があるとしていた。義務型は○○をやらなきゃ、やるべきだ、という発想で行動する。それに対して、欲求型はやろう、やりたい、と行動する。

義務型で行動すると、脳の苦痛なことを情報処理するときに働く「苦痛系」が働くそうだ。それによって、免疫機能を抑制するコルチゾールなどのホルモン物質が分泌される。欲求型で行動すると「報酬系」が働き、ドーパミンやセロトニンが分泌される。

姉は若年性パーキンソン病になり、59歳で亡くなった。この病気はドーパミンの分泌が少ないことなどから発症するとされる。いま思えば、典型的な義務型人間だったのだろう。

ぼくは、学校の勉強がきらいで最低限しかしなかったし、新聞記者になってからも基本的にやりたい仕事しかしなかった。だから、欲求型なのだろう。脳の報酬系の部位は、新しいものを生み出したりクリエイティブなことをしたりするときに必要という。そういう生き方でいいのだと確認できた。

そうだ 欲求型、 行こう。

JR東海が1993年からやってるキャンペーン「そうだ 京都、行こう。」をパクってしまった(^_^)。


コメントする


次のタグを使うことができます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>