RAB☆Kブログ

自由意志なるものは、あるのか


ビールが飲みたくなって、グラスに手を伸ばしグッとあおる。嗚呼、この喉越しがたまらない。

このとき、ビールを飲む人は、自由意志で飲んでいるのだろうか。暑い日に喉が渇いて一杯のビールをあおる一瞬はたまらない。だから、もちろん、自分の意志で飲んだんだろう。

ふつうならそう思うところだが、脳科学の知見によると、どうやらそうではないらしい。アメリカの生理学者ベンジャミン・リベット(1916~2007年)が、1982年におこなった実験がとても有名だ。

『人工知能革命の真実』(WAC刊)には、こう書かれている(p173)。

〈その実験によって、人間に「自由意志」などは存在せず、脳が決定を下したのちに、それが「自分の意思」として意識にのぼるのだ――という衝撃的な結果を彼は発表したわけです〉

〈それによると、われわれが「こうしよう」と意識的な決定をする約0.35秒前には、すでに脳により決断がくだされていることになるんです。しかも、世界中の研究者が追試をして、やっぱりそうなるという結果が出ていて、いま認知心理の学会とか、人工生命の学会などでは、人間の自由意志というものが、そもそも所与のものとしてあるかどうかが全然わからないという前提でスタートしてるんです〉

心理学などで〈無意識〉とされる領域の働きと考えていいのではないだろうか。脳科学、人工知能(AI)の研究が進み、人間とは、自分の意志とは、など根源的な問題が改めて問われるようになった。

かつて、そういう問いは、哲学や宗教の領域だった。いまは、それプラス、心理学や脳科学、人工知能研究へと広がっていて、事態はむしろ混沌としている。

さて、いま、ぼくにこの文章をブログに書かせた〈主体〉は何だろう。


コメント

  1. tciwvikmax より:

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