RAB☆Kブログ

党員の世論調査って何?


 

韓国で5月に行なわれることになった大統領選をめぐる、韓国国内の世論調査はまるで当てにならないことを先日書いた。

どういう方法で調査がなされているかの分析もせず、データの数字だけを垂れ流しに伝える日本のメディアを批判した。

3月22日に報道された共同通信の記事は、さらにひどい。世論調査で劣勢に立つとされる保守陣営の候補選びについて書いたくだりだ。

〈9人が立候補した党の候補者選びは党員を対象にした世論調査で4人に絞られた〉

「党員を対象にした世論調査」とはいったい何か。そういうケースは聞いたことが亡い。

世論調査は質問する対象を無作為に抽出してから行なう。そこで得られたデータを、対象の属性(性別、年代別、収入別、学歴別など)を考慮して、全体の縮図となるよう統計学によって処理して最終データを得る。

「党員を対象にした世論調査」というからには、党(自由韓国党)の確定した党員名簿があり、そこから、たとえば9人置きに対象を選んで質問し、得られたデータを全党員の属性を考慮して最終データとしなければならない。

しかし、この記事によると、自由韓国党というのは旧与党セヌリ党の後身であり、まだできたばかりで、党員名簿が確定しているとは思えない。

党がやったのは、世論調査ではなく党員対象のアンケートで、統計学による処理をしたものではないのではないか。

そういう世論調査のイロハも知らない記者が書いているのだから、韓国メディアも日本のメディアもまるで当てにならない、と思う。

 

 

 


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