RAB☆Kブログ

和食文化を乗っ取られてしまうかも


 

 イタリアへ初めて行ったとき、マクドナルドの店に地元の女子高生らしき女の子たちがたむろしているのに、ちょっと驚いた。イタリア独自のとっても美味しいファストフード店がいくらでもあるのに。でも、そういう店は、若い子たちにとってはファッショナブルじゃないのかなぁ。

 ぼくが、インド暮らしで日本食、日本酒マニアになった話は前に書いた。国外出張は年に10回以上もしていたから、高級なブランディやウィスキーは、日本の値段よりかなり安い免税店でいくらでも買えた。だから、レミーマルタンのナポレオンでさえ、あこがれなどというものはなかった。

 たまに日本からの出張者が手土産に持ってくるパック入りの日本酒が、左党の日本人駐在員には宝物だった。ホームパーティでは、高級な洋酒を尻目に、日本酒があっという間に空いたものだった。

 時は移り、ユネスコの世界無形文化遺産に「和食 日本人の伝統的な食文化」が登録された。カロリーは少なく、ミネラルなどが豊富で、長寿世界一の秘訣としてキャンペーンされている。

 日本酒と焼酎も「国酒」として海外に売り込むことになった。コクシュというのは聞き慣れないが、「日本酒」では焼酎をふくまないし、日本産独自の酒類としてやむを得ず命名したのだろう。

 寿司、天ぷら、すき焼きが日本食の代名詞だった時代は、とうに過ぎた。ぼくは「ヨーロッパでたこ焼きを売れば、きっと当たる」と前から公言していた。ほんとにそうなった。タコを食べない国もあるが、代わりにソーセージやチーズを入れてあのソースをかければ、誰だって好きになる。

 ドイツの街角では、ソーセージの炭火焼きが人気だが、あの感覚でTAKOYAKIが売れている。

 わが国で、いまだに外資系のファストフードに群がるJK(女子高生)が気になってしようがない。

 そのうち、日本食と国酒の良さを知らないのは日本人だけになったりして。


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