RAB☆Kブログ

無毛と有毛、どっちがいいか


 文化のちがいの例として、麺をすする、すすらない、はげ頭の評価のちがいについて、前に書いた。

 では、下半身の毛はどうだろう。人はみな、そういう話題が好きでしょ。

 ヨーロッパで戦うサッカー日本人選手は下の毛を剃っている。チームメートがみな剃っているからシャワーのときひとりだけ生やしているのは恥ずかしいのだそうだ。本田圭佑選手や香川真司選手も剃っているというから、無毛モードは結構すそ野が広そうだ。

 ぼくがドイツで暮らしていたふた昔前、ドイツ人は男女を問わず下の毛を生やしていた。それは、ヌーディストスポットや混浴サウナ、アダルト雑誌で確認したことだからまちがいない。

 だから、ぼくにとって一番興味深かったのは、ヨーロッパ人男女がいったいいつごろから何のために下半身の毛を処理するようになったか、という点だった。だが、ことがことだけに、マスメディアが改めて報道するテーマではない。ぼくの中ではずっと引っかかったままになっていた。

 そしてついに、その件について正面から取り上げた記事に出会った。4年ほど前のことだが、週間現代が「無毛ヌード時代がやってきた」というタイトルのグラビア特集をした。「無毛時代がやってきた」ではない。誌面では、あそこがつるつるの美女たちが、惜しげもなく全裸をさらしていた。

 ヨーロッパでは18歳から25歳の女性のうち半数は陰毛を完全に剃っている、というデータが2009年にオーストリアの新聞に掲載された、と記事にある。ドイツ人心理学者の研究結果だそうだ。学者は、いったい何のデータを取ってるんだ、という突っ込みはなしにニヤニヤしよう。

 そして、西洋の美女を撮りつづける写真家・高橋生建氏のコメントを紹介していた。〈かつてはみな生やしっぱなしでしたが、10年ほど前から剃毛する女性が増えました。一昨年や昨年に撮影したときは、9割の女性は“無毛”〉。その理由は、性病予防らしい。

 ぼくの体験、観察はまちがっていなかった。かつてはたしかに生やしっぱなしだった。脇の毛でさえ自然に任せている女性もいたほどで、こちらが勝手に恥ずかしくなった。

 記事には、通算5,000人以上の外国人女性と関係を持ったという猛者のライター出町柳次氏のコメントもあった。

 〈一神教であるキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の女性は、最近、剃毛しているケースがほとんどです。しかし、仏教、ヒンドゥー教など多神教は剃毛しない女性が多い。一神教の生まれた中東は砂漠地帯で水が使えず不潔になる。…水が豊富な日本などアジアの人は剃る必要性を感じていないのです〉

 一見もっともらしい解説だが、宗教と無毛は関係あるのだろうか。それなら、ずっと昔からキリスト教徒などは無毛だったはずだ。なにかをきっかけにした一種のファッションなのではないか。

 個人的には有毛、無毛ともに捨てがたい。


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