「会社勤め」が変わる
地球つれづれ草紙 | 2022年1月14日
ヤフーはこの4月から、社員が全国どこに住んでもいいことにする。交通費は1か月15万円を上限に支給するそうだ。
社員が働きやすい環境を整え、優秀な人材の確保をねらうという。
たとえば、出雲に住んでリモートワークし、月に2回、空路、東京の本社へ顔を出すこともできる。コミュニケーションを活発化させるため、1人あたり毎月5000円まで懇親会の補助費も出す。
働き方改革の決定版ではないか。
日本列島を人体にたとえるなら、手足のはずの地方は壊死がはじまっている。とくに、子育て世代が、地方でリモートワークし定住すれば、日本全体の活性化も期待できるかもしれない。
ドイツのように、仕事とプライベートは切り離し、各地域にスポーツクラブなどを充実させることも考えられる。「会社勤め」の味が、ぜんぜんちがってくるだろう。
業種にもよるが、経団連は「ヤフーにつづけ!」と大号令をかけるときではないか。