RAB☆Kブログ

遙かなるアフガニスタン


出雲には、メニューのない喫茶店がある。喫茶KISAという。

昨日は、ぼくの友人ふたりがやって来た。K余女将は、菜園でたくさん採れた赤じそとイチジクで、特製の紫蘇ジュースとタルトタタンを作り、サービスした。

初めて来店したひとりの友人は、土木の会社に勤めていた。大雨で土砂崩れなどが相次ぐなか、地区の土木委員長として出番が増える一方のようだ。現場をどうやって仕切るかなど、興味深いことが聞けた。

ぼくは、ニューデリー時代にアフガニスタンの首都カブールに3回、アフガン難民キャンプがあるパキスタンには11回も入った話をした。彼は土木のプロらしい意見を語った。「アメリカも戦争を仕掛けるのではなく、潅漑などで農地を整備し国造りをしてテロの根絶を目指したほうが良かったんじゃないか」

実際、中村哲医師は、「アフガン問題の解決には、医療より潅漑による農業振興だ」とかの国に行ってそれを実行した。ぼくは、その前、パキスタンのペシャワールに先生がアフガン難民のために開いた診療所で、先生にインタビューしたことがある。

ぼくもアフガン問題を取材するなかで、潅漑が一番だなと思ったことはある。だが、アフガニスタンはそれでいいとしても、下流域にある隣国パキスタンと、水資源をめぐって戦争になる可能性がきわめて高い。

「水と安全はただ」といまでも多くの国民が思っている“平和ぼけ”した国では、水戦争など想像もつかないかもしれないが。

米軍があの国を去って平和になるどころか、ますます激動の時代に入った。中村先生も、2年前、身代金目的と思われる犯罪グループに射殺された。それでなくとも、水がらみで、パキスタンの工作員にやられていたかもしれない。

ラグビーボールの数倍はあるアフガンメロンは世界最高に美味だし、アフガン人もぼくは好きだ。でも、正直言って、あの国の未来はまったく見通せない。


コメントする


次のタグを使うことができます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>