ウラ・オモテは大切だ
出雲フォト日記Ⅱ | 2020年9月15日
ウラ・オモテのある人がすごく苦手で、断捨離してきた。でも、裏表がないと不都合なときがあると、この歳になって知った。
散歩がてらローソンへ行き、30年以上“婦夫”で愛読している小学館『ビッグコミックオリジナル』を手に取り、レジでお金とPontaカードを出した。
青年バイト君が、「このカード、裏にバーコードがないので使えません」と言う。「えっ!?」
カードの裏をみると、真っ白だった。何で??? 財布の中を確かめたが、他にPontaカードはなかった。ポイントを貯めることができないまま、店を出た。
家で、もう一度、財布を確かめると、表が真っ白で裏にバーコードのあるカードが出てきた。Pontaカードが、スパッと2枚に分かれていたのだ。
しばらくして、また、ローソンへ行き、『週刊現代』を買った。新聞広告で知った「『時代』『糸』『地上の星』・・・・・・あの曲がつくられた理由 中島みゆきは何を考えてきたか」という記事を読むためだ。
今度は、店長らしい年配の男性がレジに立っていた。裏表に分かれたカードを見せ「新しいカードを発行してもらえますか?」と聞いた。男性は「ちょっと待って下さい」と、カードを受け取りその場を離れた。
当然、新しいカードを持ってくると思ったら、2枚に分かれたカードをセロテープで張り合わせて返してくれた。!!!・・・。
こんなケースはよくあるのだろうか。手慣れた様子の店長に、唖然、むしろ感心させられた。
ウラ・オモテは大切だ。でも、人間の場合は、やはり断捨離する!
ウラ・オモテ そう来ましたか。
起承転結があり、お見事でした。