RAB☆Kブログ

西瓜から干瓢とは


われらが農林大臣K余さんは、怒っていた――。

今年もスイカを育てようと、ルンルンで地元の種苗店へ行った。色や大きさ様々の苗計5本を買った。

うち2本は長雨のせいか腐ったように枯れてしまったが、残りはスクスク成長した。でも、なかには、どうみてもスイカの葉じゃないものが青々としている。

「これ、瓢箪(ひょうたん)か何かじゃない!?」。K余さんはずっと疑問を口にしていた。ある日、「じゃあ、種苗店で聞いてみたら?」とぼくが証拠写真を撮った。

K余さんが種苗店へ行くと、店主はこともなげに「ああ、干瓢(かんぴょう)ですね。干瓢の苗にスイカを接ぎ木するんですが、干瓢のほうが強いからそのまま干瓢になることがたまにあるんです」

瓢箪から駒という言葉はあるが、西瓜から干瓢とは。

苗代の払い戻しもなく、K余さんはやるせない気持ちで引き上げてきた。スイカのための栄養を吸い取られては損だから、干瓢はすぐに切って処分した。

K余さんは釈然としない日々を送っていた。先日、やっと初物のスイカを収穫できた。中玉の黄色だった。

天敵のカラスが上空からねらっていたので、予定より1日早く獲った。甘さは十分とは言えなかったが、夏の味だった。

でも、K余さんは干瓢の細巻き寿司も好きだから、切らなくてもよかったかなぁ。


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