RAB☆Kブログ

青春のサンショウウオ


真夏の木漏れ日を背に中国山地の渓流で、10数㎝のサンショウウオを探した日がよみがえった。高校で、伝統ある生物部のサンショウウオ班にいたときの話だ。

朝日新聞島根版に7月3日、〈サンショウウオ 島根が“楽園”?〉という大きな記事が載っている。

京大のグループによる約40年にわたる詳細なDNA分析などで、新たに7新種が確認され、そのうち5種(うち1種は新種の可能性)が島根県に集中していたという。名前は「サンイン」「イワミ」「ヒバ」「アブ」と命名された。これで、計44種になった。

記事にもあるが、ぼくたちが採集していたころは、カスミサンショウウオの1種だけとされていた。研究者はこうコメントしている。

「サンショウウオは種ごとの見た目のちがいが分かりにくく、同じ種でも個体ごとにかなり変異が見られる。だから別種であることが分からなかったのだろう」

島根に新種が集中する理由としては、気候や地形が影響しているらしい。繁殖期の冬期に降水量が多く湿潤なため、繁殖場所を確保しやすい。また、斐伊川、江の川、高津川の3水系が生物の生息域を独立させ、種ごとの繁殖を可能にしてきたとみられる、とある。

特別天然記念物オオサンショウウオの飼育をふくめ、サンショウウオに青春の日々をかけた(というほどでもないが=笑=)者にとっては、何だか懐かしくうれしい話だ。

でも、研究者は語る。「小規模の開発でも、種の存続に与える影響は大きい」

負けずに生き残れ、サンショウウオたちよ!


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