RAB☆Kブログ

心は早くも次の冬へ


早朝、玄関のチャイムが鳴った。この時間に来る人はたいてい決まっている。K余さんが出ると、やはり近所の釣り名人の奥さんだった。

「コブダイだって」。K余さんがずっしりとしたレジ袋をぶら下げてキッチンに入ってきた。その真っ黒い姿をみるの半年ぶりだ。前回は冬に向かう季節で、旬の味と食感は「マダイとフグの中間」と言えるほど美味だった。

朝食後、調理台にレジ袋から出して計ると45㎝あった。釣り上げたときは相当な引きだっただろう。

さっそく、エラをはずし鱗を落とした。大物だけにこっちも体力、腕力を試される。浅草かっぱ橋道具街で27年前に買ったわが家の宝刀コンビ=出刃包丁と刺身包丁の切れ味がいまひとつで、格闘するはめになった。毎月1日に研いでいるが、研ぎが足らなかったようだ。

前回の教訓から、刺身は薄造りにしてポン酢と紅葉おろし、奥出雲ねぎで食べることにする。もう旬を過ぎていて、旨みは冬場より若干落ちる。とはいえ、さすがに朝釣りの大物コブダイでそこら辺の刺身よりずっといける。

アラは近日中に鍋にするつもりで、とりあえず冷凍した。コブダイは、これから夏場になると味が極端に悪くなるので、釣っても海に捨てると聞いた。

夕食に薄造りをK余さんとたらふく食べながら、心は早くも次の冬へ飛んだ。名人、またコブダイを釣ったらお願いしま~す。


コメントする


次のタグを使うことができます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>