RAB☆Kブログ

中国共産党の宣伝戦と読売


読売新聞の4月25日朝刊国際面に、孔鉉佑・駐日中国大使の寄稿が掲載された。その文章は、笑いながら読んだ方がいい内容だった。

〈中国は感染「第1波」の攻撃に持ちこたえた。当初から「国内での拡散を防ぎ、外部への流出を防ぐ」ことを最重要任務とし、各地で隔離ひいては「都市封鎖」を実施するなど、感染連鎖の裁ち切りに全力をあげた〉

たしかに、武漢市は都市封鎖されたが、その発表から実施まで8時間のタイムラグがあり、約500万人もの人が脱出したというニュースは記憶に新しい。日本へ来た人も少なくないだろう。

信頼すべき国際政治学者の藤井厳喜氏は、WiLL6月号でこう語っている。

〈そもそも武漢でウイルスが蔓延したとき、中国共産党はあえて国内にこの病気を封じ込めず、日本や欧米各国にパンデミック化させようとしたのではないか。私はそう推論しています。チャイナが一番恐れていたのは、(武漢は半導体などの大生産地であり)世界のハイテクのサプライチェーン(供給網)から排除されることでした。トランプ政権はチャイナ排除を推進していたし、このトレンドは武漢ウイルスによって加速するところだった〉

〈この状況を逆転させるため、世界中にウイルスをパンデミック化させる。そうすればチャイナだけ排除される理由はなくなります〉

これはもっともな見方だと思う。中国共産党は手段を選ばない。「外部への流出を防ぐことを最重要任務とし」ていたのではなく、トップの指示で、あえて外部(世界)流出を狙ったのではないか。

中国大使はこうも書いている。

〈感染が勃発すると、中国政府はオープン・透明・責任ある態度で、いち早く情報を公開し・・・〉

これが嘘八百なのは、世界の知るところだ。

〈1月12日、新型コロナウイルスの遺伝子情報を全世界と共有した〉

これについては、杜祖健・米コロラド州立大学名誉教授の核心を突く言葉がある。彼は、オウム真理教による事件で土中からサリンを検出する方法を日本の警察に指導し、勲章を受章した化学、生物兵器の世界的権威だ。

杜祖健氏はこう指摘する(WiLL6月号)。
◎コウモリのウイルスは自然には人に感染しない
◎(中国が提供したという)新型コロナはSARSと近いウイルスだが、分子に明らかに4つのちがいがある。これは自然に起きる類いではない

そして、インドのプラダン教授らの研究は「なかなか興味深い」と語る。その研究は「SARSウイルスの遺伝子配列の中に、HIVウイルス由来の遺伝子配列が4つ人工的に挿入され、人に感染しやすくしたのが、今回の新型コロナだ」という内容だそうだ。

つまり、杜祖健氏は人工ウイルスだったことを強く疑っている。中国政府が主張する「天然由来のウイルス」説は、真っ赤な嘘の可能性が高い。

それにしても、なぜ読売がこんな中国共産党の宣伝以外の何ものでもない大使寄稿を掲載したのか。中国はこんなにシャーシャーと嘘っぱちの宣伝をしていることを、読者に知らしめるためならいい。

しかし、なかにはメディアリテラシーに弱い読者もいるはずだから、中国の宣伝戦が奏功する恐れもある。


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