RAB☆Kブログ

アベノマスクの怪


安倍政権が今月1日、全戸に布マスク2枚ずつを届けるというニュースが流れた。それに接し、「なんだかなぁ。そんなことをやっている場合か」と正直思った。

でも、櫻井よしこさんのWiLL6月号への寄稿を読んで、自分の不明を恥じた。その道のプロのつもりだったのに、マスメディアの報道にぼくはマインド・コントロールされていた。

〈これまで日本もその他の国も、中国製マスクに頼り切っていた。それで安倍政権は多くのメーカーに増産を要求して、ようやく月産七億枚体制に近づいた。それをまず医療機関、高齢者及び障害者施設に優先して送付した。次に小学校や中学校に送った。そこに一般家庭には何もないのかという声が出て、一億枚を各世帯二枚ずつとして配布することを決めた〉

これを読むと、一部メディアがアベノマスクとやゆしていたことへの見方が変わる。25日、山陰中央新報には、配布するマスクの一部に汚れや不良品があり政府が回収に追い込まれたことについての大きな記事が載った。

見出しは〈「アベノマスク」批判再び〉〈急づくり施策 政権に打撃〉とある。

〈ある厚生労働省幹部は「マスクが不衛生なんて本末転倒。国民の健康を守る役所として許されない」と自省。一方、自分たちも思い付きの方針に振り回された「被害者」だとし「医療や介護の現場など一番必要な所に行き渡っていない。焦ってやったから中途半端な政策になった」とこぼした〉

政府の要請を受けた伊藤忠商事などは急いで外国の委託先から調達したそうで、その中に不良品があった。マスクの配布は、巷間言われるように首相側近のアイデアで、厚労省の施策ではないだろう。とは言え、桜井さんの寄稿を信頼すれば、「医療や介護の現場など一番必要な所に行き渡っていない」という幹部のコメントは捏造ではないか、との疑問が生じる。

記事には、共同通信の狙いが透けて見えるくだりがある。

〈野党側には追及材料が転がり込んできた形となり、自民党国対関係者は「マスク問題は尾を引きそうだ」と警戒する〉

今回も、「情報の切り取り手法」を使い、医療・福祉・教育の現場にまずマスクが届けられていたという事実を、マスメディアは意図的に無視したのではないか。

「桜を見る会」騒ぎのとき、安倍後援会が「会費5000円」の前夜祭を一流ホテルで開いたのは安すぎると問題にされた。だが、野党議員は「会費2700余円」で同じように一流ホテルでパーティーを開いていた。当のホテル関係者はメディア取材に金額をあげて答えたが、メディアはそれを無視したとの裏話がある。安倍追及の論拠が崩れる不都合な事実だからだ。今回もモリ・カケ騒ぎのときもまったく同じ構図だ。

国難にあってそんなことをやっている場合か。


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